「今日の一言」
2007/05/24
輝いた眼

もう見学を始めてから半年くらいになる坊やがいます。 お家では「ヴァイオリン弾きたい!」と言うのだそうですが、なかなかご挨拶が出来ないでいました。 よくあることです。 特に意識の強いお子さんに、そういう傾向があるように思います。
何とかきっかけを作りたくて、楽器を購入していただき、お母さんがおけいこを始めることにしました。 坊やの足が、徐々に私に近寄ってきます。 そして先週、初めて「お願い致します!」「ありがとうございました!」が言えるようになりました。
「ひとことコラム」なのですが、実は話はこれからでして、、 小さな坊やが集中するのは10秒程。 小さな右手では「キツネ」を作るのもままなりません。 弓を持つのも1ヶ月はかかるかな、、先は長いぞ、、と、お母様とも「気長にやりましょう」と話しておりました。 「変な癖をつけてはいけない」と、お母様も気を使われているようで、坊やには、弓でヴァイオリンは弾かせませんでした。
ところが、今日、坊やが「どうしてもヴァイオリンを弾きたい!」と言うのです。 形だけでもその気にさせようか、、と、坊やの肩にヴァイオリンを乗せて、一緒に弓を持って「タカタカタッタ」とやりました。 そしたら、見たこともないような「輝いた眼」
2~3回、弾いたら満足したらしく、ニコニコ顔で帰っていきました。 そういえば、先週、ご挨拶が出来たのも、「松脂を自分でつけたい」気持ちを汲んで、少し触らせたからでした。
何でもかんでも子供の意思の通りに、、ということではありません。 意思が通らないことを教えるのも大事なことです。 でも、小さなお子様の場合、ちょっとした満足感で、その場の空気が変わります。 良かれと思ってのことでしょうが、大人が心を固くしていると、せっかくのやる気を潰すこともあるように思います。 そして子供も頑固になってしまう、、
難しいですね、、 躾はきちんとしていただきたい。 でも毎日の生活の中で、子供の気持ちをキャッチする心と目を、お母様には、どうぞ磨いて頂きたいと思います。 このような事、初めから出来るのではありません。 心がけていて徐々にキャッチし、出来るようになります。
今日の坊やの目の輝きを、私も忘れないと思います。 どのお子さんも、いろいろな場面で、こんな輝きが出来たらいいですね♪
カテゴリー: ひとことコラム
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