「今日の一言」

2007/11/14

CDを聴くということ

先日のレッスンでのこと、、 やる気もあるし、よくおけいこする生徒さんなのですが、どうも曲の流れが掴めていない、、 そこで、CDをよく聴くようにお願いしました。 お母さま曰く、以前は聴かせていたけれど、今週は故意に聴かせなかった、、ということでした。

CDを聴くこと、、楽譜を見なくなったり、ただ流れてしまう、、ということもあるので、時によっては聴かないことが必要になることもあります。 ただ、以前にもお話したかもしれませんが、聴くということは、1回2回聴く、、ということではなくて、もう1日中、鳴らしている、、 すると、CDの音楽センスが移るんですね、、 小さい時に、CDをたくさん与えると、ある程度、成長した時には、回数を聴かせなくても、受け取る能力がついているので、少ない回数でも効果が上がる、、ということが考えられます。

おけいこしている曲でなくてもいいんです。 よい演奏にたくさん接する、、ホント、大切ですよ。 いつもの練習曲、CDを聴くことで、弾く時のテンポが早くなってしまうようなら、以前の曲とか、他の名曲を聴かせるのもひとつの手です。 今、おけいこしている曲を早く仕上げたいお母さまは、今の曲ばかりに目がいくのでしょうが、長い目で見たら、大きな意味で広い音楽センスを育てることの方が大切ではないでしょうか、、

五島みどりさんのお母様のお話に、ひとつの曲を、いろいろな演奏家のCDを聴いて、この部分は誰、この部分は誰、、と、好きな演奏をパズルのように組み入れて曲作りをしたのだそうです。 こうすれば自分の音楽でしょ!と。 みどりさんは素晴らしい演奏家になったので何とも言えませんが、私が「CDを聴いて下さい」と言っているのは、こういう為ではありません。 いずれは自分の演奏をする子供になるのでしょうが、ひとりの演奏家のCDを、とことん聴いて、その中に流れている音楽全て、センスも人間も受け取ってほしいということ。 好き嫌いではなくて、、です。 わかりますか?

なので、初めに話した生徒さん。 以前にはCDを聴いていたけれど、、ということですが、聴くのを止めたら音楽が流れなくなった、、というのは、聴き方が少ないのだと思います。 受け取る力が育っていない、、小さい時の聴き方が足りなかったのかな、、

いいですか! この年齢にしか出来ないこと、、があるんです! 出来ない、、と言ったら言い過ぎかな、、 後でやろうと思ったら苦労するという意味ですが、、 迷ったら聴かせて下さい。 ちょっと弊害があるような時には、レッスンの際、お話します。 以前、この子は、何と言う素敵な音楽センスの持ち主だろう、、と思ったことがありましたが、結局、そのお母様は、たくさん聴かせていたらしいです。 やっぱり、、生まれつきではなかったんです。

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