「今日の一言」

2011/10/19

練習をしません。

1年生の坊や、お母様が「おけいこしようか」と仰ってもはぐらかし、練習を一切しないのだそうです。

最終的には、親子が選択することで、「嫌なものを、そんなに苦労してまで・・」とも思うのですが、昔を思い返してみると、私も(息子のおけいこがなかったらどんなに楽なことか、、)と、いつも思っていました。 そう思っておられるお母様、けっこう多いのではないでしょうか? (そんなことないわよ!)と思われる方、今までの子育てを成功された方か、お幸せな方です。

私の考えはこうです。 ヴァイオリンのレッスンを続けることは、ヴァイオリンが弾けるようになることだけが目的ではない、努力の積み重ねが、その子の自信となり、人の話を聞いたり、人の心を感じることのできる人間に育てる。 「弾けるようになるように教える」のではなく「努力する心を育てる」のです。 そのお母様が「この子が大きくなった時に、やはり楽器が弾けた方がいい」というようなことを仰ったので、あ、それはちょっと違うかな?と。

ヴァイオリンを弾くことが目的でないならば、子供の集中力が育っていないのに、曲を与えたのは時期尚早だったかな、、と私も少し反省しました。 弓ふりだけ、リズムだけやっていた方がよかったかな、、 

話が少し逸れますが、だからレッスン時間は短い方がいいのです。 月謝を頂いていると、まさか5分で「おしまい!」という訳にもいかず、、(若い頃より言えるようにはなりましたが、、)お母様方の中にも「レッスンは30分」等という意識があるのではないでしょうか? レッスンは時間ではないのですよ。 どれだけ集中させるかが肝心です。 初めは1分でもいいの。 その為には、こちらも子供に集中する。 そういう心意気に対する謝礼だと思うのですが、、 時折かかってくる入会問い合わせの電話では「レッスンは何分ですか?」と聞く方、多いです。 

今までも、(もう続かないかな?)という時期を乗り越えてきた子供、何人かいますが、その子達は、間違いなく続けていてよかった、、と思います。 その乗り越えた山は、人によって様々ではあるけれど、なぜかその時期のことが懐かしい、、 たくさん越えるべき山があるのですよ、子育てには。

もうひとつ。 お母様方は「おけいこしようか」と御子様に言ったら「はい」と応えると思いますか? グズグズしたり逃げ回ったり、、昔、練習が終らない限り夕食にはしない、、というお母様もおられましたが、なかなか現実は大変です。 「子供は練習が嫌い」と思っていた方がいいです。 だから、大事なのは「おけいこしなさい!」と言うことではなくて、「やる気にさせる環境作り」。 

以前は、そんなことを書き込んでいたように思いますが、最近、素直な生徒さん、頑張る親御さんが多くて、少し苦労を忘れておりました。 教室の雰囲気、これも大事ですよね、、 一組の親子と私だけで出来るものではないことがたくさんあります。 合奏もそのひとつ。 そういうものを体験させないと、、おけいこ嫌いな子供には。 色々与えないで、ただ「練習しなさい!」で出来る筈はないわね~  

小さな頃、合奏に参加する子としない子では大きな差が出来てしまいます。 大きくなると皆さん忙しいので欠席は仕方ないと思いますが、ただ、小さい頃、やはり大きな生徒の良い音の中で育ってきた訳なので、大きくなった生徒さんは、今度は小さな子供の為に御恩返しのつもりで参加して下さると嬉しいです。 そういうこと、子供に話しても良いかもしれませんね。 みんなの力で今の自分があるということ、意識しても良いですよね! 私も、皆様には感謝しています。

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