「今日の一言」
2008/11/04
生徒の条件

「教育」という漢字は、教えて育てる・・と書きます。 教えることばかりではなく育てることに目を向ける、、とは、以前から思っていることですが、その「育てること」について、レッスンを通して考えてみようと思います。
普段、私がレッスンで心がけていることは、そのおけいこを通して、子供の中に育てるもの、、 それは、たとえば「毎日おけいこする」ことであったり、「自分の音を聴く」「行動力」「弓のスピードの変化と表現」、上級生になると「曲をつくり上げていくことで楽しさを味わう」、、 一人一人、子供によって違うそれらのことを、一つ一つ身につけてゆく、、 能力を育てる、、 ですから、今おけいこしている曲は、それらのことを成すための道具でしかないのかもしれません。
レッスンで子供の演奏を聴いて、「これをしたらよくなるだろう」と思ったことを申し上げる、、 それを1週間、おけいこすることは、その課題を育てること。 お医者様が診断をして、薬を飲んで養生することにも似ていると思います。
先生の前で何とか良い演奏をしてほしい、、 そう願うお母様方は、「家では上手に弾けたのに、、」等と、ヤキモキなさるようですが、レッスンで演奏を聴けば、お宅での様子はだいたいわかります。 先生の前で普段通り、よく弾けるかどうか、は、たいした問題ではありません。(一概には言えませんけれどね、、) それ以上に、「曲が進む」ということも、たいした問題ではありません。
レッスンで申し上げた「診断」(教える)を、日々努力出来る子供に、どうぞ育てて頂きたいと思います。 子供は家庭で育つのです。 その重大さを認識しておられる方は、子育て上手な方と言えるでしょう。 「よく弾けるようになったね!」から「よい演奏が出来るようになったね!」
鈴木鎮一先生は、「先生より上手くなって初めて生徒。 それまでは生徒見習いです!」「自分より上手くなる子を育てるのが良い先生」と、よく仰っていました。 私は、「音楽を立派に仕上げることに気持ちが向くようになる」 これが出来ることが「生徒」の条件。 目標かな、、と思っています。
カテゴリー: おたより
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