「今日の一言」
2009/11/09
暖味なレッスン

レッスンをしながら感じること、皆様にお伝えしたいことはあるのですが、なかなか時間が無くて、そのうちに、そのことを忘れたりして、、 以下のことは、同じお子様に2週続けて感じたことなのですが、それはいずれ皆様にも当てはまることだと思いますので書き込みました。
練習している曲が間違いなく弾けるようになって(この子は1回目でほとんど間違いなく弾いてきますが)、もっと立派に、、というレッスンです。 時間的にも、こちらの能力からも、こうしてほしい、、ということを全部説明することが出来ません。 でも、そんな中で、子供は私の言うことを理解しようとし、演奏が変わっていきます。 たとえば、共鳴する1つの音を理解したら、その日のレッスンは、たったそれひとつなのに、全体の演奏が良くなるのです。
「ひとつしか先生から言ってもらえなくて損をした」と思いますか? この「ひとつ」を発展させて、自分で感じ、考える訓練、、 表面だけではない立体的な思考が出来ると思いませんか? 全部、先生に言ってもらうより、100倍、力の伸びるレッスンです。
それと、もう一つ思ったこと。 この、私が言ったことを本当にわかっているのか定かではありませんが、「わかった気になる」というのも、ひとつの通過点として、良いことだと思うのです。 もちろん「気になった」だけではダメなのですが、それを繰り返すうちに、本当にわかってくるのではないかな、、と。 音のこと、一度でわかるような簡単なことではありませんから。
鈴木先生は、よく私達に「生徒は先生より上手くなって生徒。それ以前は生徒見習いです」と仰いました。 全部、教え込んでいたら、生徒は先生のところまでいくのがやっと。 それ以上上達しないかもしれませんね。 いずれは先生を追い越し、音楽の道を精進する(プロになるということではなくて)為に、生徒本人が、レッスンを理解する、わかったのかわからなかったのか伝える、、 そんな生徒になったらいいな、、と思います。
勿論、上記のようなレッスンは、初めから出来ることではありません。 初歩のおけいこは「お母様は先生の通訳」のようなものです。 又、5巻くらいまでは、積極的に拘わって欲しいと思いますが、その後のこと。 御子様によっても、その御家庭によっても違うので一概に何とも言えないのですが、少し手を離すことも必要です。 それをやってみて、今までより良くなかったら、未だ時期がきていないということ。 子供が自立してきたら、今までのお母様べったりから巣立っていくということです。 親として寂しい面もありますが、いつかは離さないとね。
演奏には人間が表れるので、ヴァイオリンのおけいこだけやっていたら宜しい、、ということではありません。 逆に言えば、ヴァイオリンをおけいこすることで健全にすくすくと育つ、それがスズキメソードの目標でもありますね ♪
カテゴリー: おたより
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