「今日の一言」

2014/06/14

2014 勉強会を終えて(7)

24.莉子ちゃん

舞台に出る前は人それぞれ、気持ちを落ち着かせようと深呼吸する人、柔軟体操をする人、、 今年の莉子ちゃんは舞台裏でずっと自分の演奏をイメージして、音なしで弾いていたようでした。昨年までも、ずっと良く練習して「良い演奏間違いなし!」と思ってきたにもかかわらず、途中でつかえてしまったことが多々あったので、何とかそれを打ち破りたいと、一番本人が思っていたのでしょう。何も考えずに舞台に上がる低学年の子供は別として、やはり人の前できちんとした演奏をしようと思うと、普段とは違った精神状態になるのは仕方がないようなのです。それを打破するのには、練習だけではない、心の強さも必要です。受験、新しい環境、様々なことを乗り越えて成長した莉子ちゃんの今年の演奏は、何か自信に満ちているような気がしました。この先、また新たな課題も見えてくるのでしょうが、良く頑張ったと思います。

25.千穂ちゃん

4歳(5歳?)でヴァイオリンを始めてから今まで、毎日の練習も、卒業録音も、夏期学校で弾いた時も、全てのことを熱意を持って頑張ってきた親子です。「先生の仰る10回は100回のことよ!」と真顔で仰っていたというお母さん、その強さというか真剣さが千穂ちゃんにも受け継がれています。昔の生徒もよく「おかあさんは鬼のようだった」と言っていました。先の指導者研究会で、豊田耕児先生も幼い頃は練習が嫌で仕方なかったと仰っておられましたし、チェロの林峰男先生も、庭の木にくくり付けられて解いてもらえなかった、、とのことでした。親の真剣さ、ただ千穂ちゃんの場合は、お母様がよくお子さんを見ておられる、、と感じることがあります。親の役割は、自分の子供を良く知って先生と子供との橋渡しをする、、ことではないでしょうか。私としては、中学生になって自立も始まった千穂ちゃんと、これからは音楽をする同士として一緒に弾くことができれば、、と少しづつ練習しようと思っています。それでも、やはりいつまでもお母さんには見ていて欲しいのではないかな。

26.智くん

社会人になって忙しいのにレッスンに通っています。「スズキは子供の教室」という変な常識を打ち破ってくれて、私としては大歓迎です。最近は中高大生も忙しいですが、社会人の忙しさは自分の自由にならないからどうしようもありませんよね。レッスン形態も子供の頃とは変わって、一緒にアンサンブルが出来たら、、と思っているのですが、それにはこちらの練習がなかなかついていかなくて大変です。子供の頃からのおけいこ、楽器が弾けるようになって友達の輪も広がり色々な経験もし、何より音楽の良さがわかってきた、、それを一生続けることが出来たら、、 メンバーが揃えば、室内楽などをすることが希望なのですが、なかなか普段の仕事に追われて未だ形になりません。いずれ、そんなことが出来たらいいね。

27.寛人くん

この教室に通っていたのは高校2年生(?)まで。今は堀正文先生の生徒です。いつも難しい曲を平気な顔をして弾いていて、、そういえば中学生の頃かな、、「悪魔のトリル」の難しいのもサッサと弾いていたよね、、 だけど寛人くんも昔は弓が真っ直ぐ弾けなくて姿勢も良くなくて、いつも同じようなこと言われていたような、、 いつからしっかり弾けるようになったのかな~? やはり自分で「やる気」にならないと駄目なんだよね。練習嫌いな3人の男の子を、ご自分が途中でお稽古を止めたことを後悔していらしたお母様の「絶対に止めさせない!」強い意志で、3人ここまで育った。凄いことです。我が家も男の子だったので、、並大抵ではないこと、わかります。おかあさん、おめでとう♪♪♪

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