「今日の一言」

2014/01/14

音のグループレッスン

昨年12月に小林武史先生のリサイタルを拝聴して、演奏と音の深さ、素晴らしさを再認識しました。思えば遠い昔、鈴木鎮一先生のレッスンは「音・音・音・・・」。それが自分の生徒のレッスンとなると、レッスンしている曲の音程、ボーイング、曲想、復習などに忙しく、純粋に音のレッスンの少なかったことを反省しました。

小さい頃から、毎年のように夏期学校に行ったり熱心に頑張ってきた女の子達が中学生になり、自ら向上心も見えるようになりました。かねてより「音のグループレッスンを、昔、自分が受けてきたような形でしたい」と思っていて、今日それが実現しました。

先生に言われたように弾いているつもりでも、なかなか自分ではわかり難く、他人のレッスンを見ると気がついたりするものです。それを気づいてほしいのが1番目。良い音にしたいと思ってはいても、なかなかお家では練習しない。だから、何回もレッスン中に練習する。それが2番目。みんなが「良い音」に向かって「どうしたらよいのだろう」と前向きに努力する空気。それを作りたいのが3番目。

今日は、声をかけた生徒、全員参加しました。定期試験があったり新しい環境だったり年齢的なこともあったりと、初めは言葉少なでしたが、徐々に昔のように話がでてきました。今日のレッスンの課題、わかってくれただろうか、、みんなが良い音に向かって積極的に研究するようになったら、、音を追求すること、何かを求めることは子供自身の向上心、自分を高めることに繋がります。

3~4歳頃から7~8年、同じような目的を持ち、一緒に苦労しながら、親に引っ張られてここまできました。中学生になって学校が違ったり、それぞれの個性が出てきたり、子供によっては勉強も部活も忙しく「ヴァイオリン止めたい」と思っている子もいるかもしれません。でも音楽がもっともっと好きになった子もいるかもしれない、、そういった個性ある人間が、ヴァイオリンのレッスンを通して繋がりを持って、それぞれの場所も大事にしながら、でも「ここは故郷」そういう仲間になれるように私も努力したいと思いました。そして、ここまで来るには小さい時の努力が必要。それを親御さんにわかって頂くこと。それも努力しないと、、今年も忙しくなりそうです。

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